ロシア語講座:初級

В13:形容詞の複数形

名詞が複数になれば、形容詞の語尾も複数形になる。
 幸いなことに、形容詞には、名詞のような複雑性はない。

  1. 複数になると性の区別が消失し、修飾する名詞の性によらずすべて同じ語尾。
  2. アクセントの位置は移動しない。
  3. 不規則変化は存在しない。

 硬音変化と軟音変化の違い、それに正書法によるしばりが、形容詞の複数形語尾における揺らぎのすべてである。

硬変化軟変化
男性-ые-ие
女性
中性

#23 形容詞の複数形に性の区別はない。いかなる不規則もない。

正書法の規則では、г,к,х,ж,ч,ш,щ の後に ы を書いてはいけない。代わりに и を書く。

主語と述語の数の一致

 原則として、主語と述語の数は一致する。

 複数名詞を修飾する形容詞は、たとえその複数名詞が実際には単数の意味であったとしても、複数形になる。つまり、意味ではなく形に従うのである。

#24 「AはBだ」のAとBとで、数は基本的に一致する。

 なお、話の流れからして、最初の例のような文では数が一致しないこともあり得る。特に次のような場合。

 特に、複数名詞が別の名詞とともに用いられるには、原則として «主語と述語の数が一致しない» と考えておいていい(とりあえず現段階では)。

 この点において、主語と述語の数の一致の問題は、性の一致の問題と似ている。

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最終更新日 28 02 2015

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