- メドヴェージェフ ヴァディム
- 1929-。政治家。自身経済学博士でもあり、一貫して学術行政に携わってきた。ペレストロイカ後期には、守旧派のリガチョーフと急進派のヤーコヴレフの間で揺れ動くゴルバチョーフに、最も信頼された理論家だとも言われる。実際、1988年に共産党の中央組織が改組されると、イデオロギー委員会議長に就任したのはリガチョーフでもヤーコヴレフでもなく、メドヴェーデフだった。共産党書記(1986-90)・政治局員(1988-90)。
- メドヴェージェフ ジョレス
- 1925-。遺伝学者。ルィセンコの弊害を分析し、KGBにより精神病院に送られる。その後退院を赦されるが、ロンドン滞在中に市民権を剥奪された。
- メドヴェージェフ ドミトリー
- 1965-。前大統領(2008-12)。現首相(2012-)。
- メドヴェージェフ ロイ
- 1925-。歴史学者。ジョレスの双子の兄弟。代表的異論派だが、もともと共産主義者であった。『共産主義とは何か』でスターリンを批判したため、共産党から除名され、否応なしに異論派になった人物。
- メンデレーエフ ドミトリー
- 1834-1907。化学者。元素の周期律を発見(1869)。ロシア人は「ウォッカのアルコール度数は40度が理想的」と思っているが、この «40度» という数字を発見したのがメンデレーエフだと信じている。