ヴァシーリイ・ミハイロヴィチ
Василий Михайлович
カーシン公 князь Кашинский （1373-82）
生：?
没：1382.05.06
父：カーシン公ミハイール・ヴァシーリエヴィチ （カーシン公ヴァシーリイ・ミハイロヴィチ）
母：ヴァシリーサ （モスクワ公セミョーン傲慢公）
結婚：?
子：?
第１５世代。モノマーシチ（トヴェーリ系）。
両親の結婚が1349年なので、ヴァシーリイ・ミハイロヴィチの生年は1350年頃だろう。
父の死後、母と貴族たちの勧めでトヴェーリ公ミハイール・アレクサンドロヴィチを訪ね、代々対立を続けてきたトヴェーリ系とカーシン系との融和を図る。しかし早くも翌1374年、ヴァシーリイ・ミハイロヴィチはモスクワに逃亡。
1375年、モスクワ大公ドミートリイ・ドンスコーイとともにトヴェーリに侵攻。戦後処理で、カーシンのトヴェーリからの独立が認められた（モスクワが庇護する）。
その後、かれの名は年代記から消える。死の日付を除けば、確かな情報はない。
かれの死とともに、カーシン系は断絶した。せっかく独立を獲得したカーシン公領も、これによりトヴェーリ大公領に併合された。