ミハイール・ミハイロヴィチ
Михаил Михайлович, Michael de Torby
トルビ伯 comte de Torby
生:1898.09.26/10.08−カンヌ(フランス)
没:1959.05.08(享年60)−ロンドン(イギリス)
父:ミハイール・ミハイロヴィチ大公 1861-1929 (ミハイール・ニコラーエヴィチ大公)
母:トルビ伯妃ゾフィーア・フォン・メーレンベルク 1868-1927 (ニコラウス・フォン・ナッサウ)
結婚:なし
子:なし
ミハイロヴィチ。ミハイール・ミハイロヴィチ大公の第三子(長男)。
皇帝ニコライ2世・アレクサンドロヴィチの又従兄弟。
皇帝から認められない貴賎結婚の子であったため、父の称号を継ぐことができず、母の称号を継いだ。
父がロシアから国外追放されていたので、カンヌで生まれ育つ。
1910年、ロンドンに移り住む。以後、事実上イギリス国民となる(正式にイギリス国籍を取得するのは1938年)。イギリスでは «マイクル・ド・トルビ» と呼ばれた。
イートンで学ぶ。
絵画や演劇に打ち込んだ。自ら絵筆を握ったほか、舞台の芸術監督としても活躍。
また、中国の磁器の蒐集でも知られる。
生涯独身で、両親とともに住んだ。両親の死後は、長姉アナスタシーヤ・ミハイロヴナの世話になった。
ハムステッド墓地の両親の傍らに埋葬されている。