ロシア学事始ロシアの言語

シナ=ティベット語族

シナ=ティベット語族とは、その名の通り、中国とティベットで話されている言語(のうち同根の言語)である。中国人の人口が多いため、シナ=ティベット語族の言語を母語とする人々の総数はおよそ人類の5分の1に達する。

 シナ=ティベット語族に属する言語でロシアで話されているのは、漢語とドゥンガン語である。わたしはどちらもできないが、少なくとも歴史的経緯だけを見ると、このふたつは同じ言語である。ただしドゥンガン語を話すドゥンガン人は、百年以上前に清を逃れて中央アジアに住みついた回族の子孫であり、宗教的、歴史的に、主にここ数年・十数年間にロシアに進出してきた漢族(中国人)とは起源を異にする。当然、漢語が漢字で書かれるのに対して、ドゥンガン語はキリール文字で書かれる。

言語名話者数民族名民族人口
1中国語59 235中国人
タズ人
34 577
276
2ドゥンガン語1 088ドゥンガン人801

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最終更新日 10 07 2011

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