ヴァシーリイ・ヴァシーリエヴィチ
Василий Васильевич
カーシン公 князь Кашинский (1348-62)
生:1336
没:1362
父:カーシン公ヴァシーリイ・ミハイロヴィチ (トヴェーリ大公ミハイール・ヤロスラーヴィチ)
母:エレーナ (イヴァン〔ブリャンスク公ヴァシーリイ・アレクサンドロヴィチ?〕)
結婚:?
子:?
第14世代。モノマーシチ(トヴェーリ系)。
ミハイール・ヴァシーリエヴィチとの長幼の順がよくわからない。種々の文献にはカーシン公位はヴァシーリイからミハイールへと継承されたと記されているが、他方でヴァシーリイの生年が1336年とされるのに対してミハイールの生年は1331年とされている。弟から兄へと公位が継承されたということだろうか。
父は1348/49年にトヴェーリ大公となっている。おそらくこれにともないトヴェーリに転居し、ついでに長男ミハイール・ヴァシーリエヴィチもトヴェーリに伴ったのだろう。分領カーシンにヴァシーリイ・ヴァシーリエヴィチが残された、ということである。
ただしカーシン公としてのヴァシーリイ・ヴァシーリエヴィチの事績はよくわからない。なお、父の死は1368年なので、ヴァシーリイ・ヴァシーリエヴィチは父に先立ったということになる。