イヴァン・イヴァーノヴィチ «マールィイ»
Иван Иванович "Малый"
ズヴェニーゴロド公 князь Звенигородский (1359-64)
生:1354頃
没:1364.10.23
父:モスクワ公イヴァン2世赤公 (モスクワ公イヴァン1世・カリター)
母:アレクサンドラ・イヴァーノヴナ
結婚:なし
子:なし
第15世代。モノマーシチ(モスクワ系)。イヴァン赤公の次男で、ドミートリイ・ドンスコーイの弟。
1359年、父が死去。その遺言により、ズヴェニーゴロドを含む20以上の都市と村落が分領として与えられた。
父の死後、ヴラディーミル大公位を巡ってドミートリイ・ドンスコーイとスーズダリ公ドミートリイ・コンスタンティーノヴィチとの間に争いが起こるが、まだ幼いイヴァン・イヴァーノヴィチも1362年と63年には戦闘に従事している。
疫病(ペスト)で死去。クレムリンのアルハンゲリスキー大聖堂に葬られる。
添え名の «マールィイ» は「小さい(少ない)」という意味。また幼少だったからだろう(ちなみに「年少の」は «マロレートニイ(小さい年の)» という)。