ロスティスラーフ・ヴァシリコヴィチ
Ростислав(Григорий) Василькович
テレボーヴリ公 князь Теребовльский (1124-)
生:?
没:?
父:テレボーヴリ公ヴァシリコ・ロスティスラーヴィチ (トムタラカーニ公ロスティスラーフ・ヴラディーミロヴィチ)
母:?
結婚:?
子:なし
第9世代。ガーリチ系。
1124年、父の死でその遺領を相続。イヴァン・ヴァシリコヴィチと分割し、ロスティスラーフがテレボーヴリを、イヴァンがガーリチを継いだ。
グリゴーリー・ヴァシリコヴィチと呼ばれることもある。
ヴァシリコヴィチ兄弟についてはよくわからない。ロスティスラーフをグリゴーリイと呼ぶ研究者がいるかと思えば、イヴァンをイーゴリと呼ぶ学者もいる。単純に、片方が一族伝来のスラヴ系の名前、他方がキリスト教徒としての洗礼名ということだろうか。
兄弟の長幼の順も不明。父の遺領を相続したロスティスラーフが兄だとも思われるが、相続した都市の重要性を考えればイヴァンが兄だとも考えられる(もっともガーリチが重要性を持つのはおそらく先の話だが)。
没年もはっきりしない。しかしイヴァン(1141年)より先に死んでいたのはまず間違いなく(1126年没という説もある)、遺領はイヴァンに統合された。